これは私の卒論のテーマでした。
結論は、10歳までにその競技を始めること。
中学生(12歳)から始めた硬式テニスが上手く出来ず、思い悩んだ高校時代。
"自分は運動神経が良いはずなのにな"
"なんで自分より足の遅いアイツに負けないといけないのかな"
そこから運動神経って一体なんなのだろうということが気になり、スポーツ科学を勉強するために大学に入りました。
- 運動神経をつかさどる「神経系(赤線)」の回路は10歳頃には100%に到達します。
そのため、小さい頃からその競技に慣れ親しむと技術的な習得がスムーズになります。
10歳頃までがゴールデンエイジと言われる所以です。
特に、細かいラケットワークを要するテニスや、フィギュアスケート、体操といった日常生活の動作とはかけ離れたスポーツ競技ほど、幼少期からの英才教育が重要になると思います。
比較的遅くから始めても(例えば高校生から他競技から転向して来ても)大成するスポーツと個人的に思うのがラグビーです。
これは、ラグビーが「速く走る」や「ボールを放る」「体をぶつける」といった他のスポーツ(野球やサッカー、バスケットボール等)から転用出来る能力が重視されるスポーツだからだと考えています。
では大人からスポーツを始めるとどうなるのか
- 頭で色々と考えてしまい動作がギコちなくなる
- 筋力がある分、余計な所に力が入ってしまい全身運動が出来ない
身体(背丈)の小さな女子プロゴルファーのゆったりとしたスイング。
突如と現れる卓球の天才少女たち。
伸び盛りな神経回路と共に、素直で柔軟な頭、そして筋力の無い身体での全身の力を効率良く使った動作、
どう足掻いても天才少女たちに大人たちは敵いっこありません。
手で振ってしまう弊害
今私が必死に練習している"テニスのサーブ"と"ゴルフのアイアン"の共通項です。
どっちかの練習をしていると、ハッと気づかされることがあります。
ソッチにも同じ事が言えるのではないか。
- サーブ 手で振り急ぐとボールをガシャる
- アイアン 手で振り急ぐとシャンクする
サーブもアイアンも
- とにかく手で振り急がないこと
- むしろゆったりとスイングすること
手打ちをしないというとても単純なポイントの重要性に改めて最近気づいた次第です。
Fin
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