当時はネットを調べてもチケットの買い方が分かりませんでした。
当日券か最悪はダフ屋から入手出来るだろう。
そう考えてフランスに飛び立ちます。
2012年5月。
これが初めての海外一人旅でした。
社会人になって5年目。
平易に日本にいる事に心がカラカラになっていました。
行きの飛行機にて
不安に駆られながら一心不乱に「地球の歩き方」を読みふけっていると、
隣のフランス人女性から話しかけられます。
"パリは初めてかしら?"
"ええ、全仏オープンを観に行くんです"
"チケットは持っているの?"
"いいえ、現地で買おうと思ってます"
"そう‥"
なにかこのやり取りに違和感を覚えました。
全仏オープン初日
パリに着いた翌日が全仏オープンの開幕日でした。
早起きしチケットを入手するために会場へ向かいます。
開場の3時間くらい前に着いたため人影もほぼありません。
入り口そばに居たサングラスを掛けた黒人セキュリティに勇気を出して質問します。
"チケットはどこで買えますか?"
返ってきた答えは
"チケットはここでは販売していない"
"・・・"
いまいち状況が飲み込めず、
勇気を出してもう一度質問します。
"ではどこに行けばチケットが買えますか?"
"君はチケットを買う事が出来ない"
どうやら全仏オープンのチケットは完全予約制で、当日券は存在しないとのことでした。
ダフ屋も全く見当たりません。
どおりでネット検索してもチケット入手方法が出てこなかったわけだ。
初めての一人旅は全仏オープンという主目的を果たせそうにない状況からスタートします。
To be continued..
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